木曽の赤かぶ

地域に根付く伝統野菜

木曽の赤かぶは、木曽地域の在来種で「信州の伝統野菜」にも認定され、郡内では6品種「王滝蕪・開田蕪・三岳黒瀬蕪・細島蕪・吉野蕪・芦島蕪」が知られています。戦国時代に持ち込まれたと考えられており、400年以上前から栽培されていると言われています。

寒い冬を支える赤かぶ

木曽は御嶽山の麓に位置する、山深い地域。標高が高く、本州でも随一の寒さを誇ります。霜が降りはじたころに収穫される赤かぶは、木曽の冬暮らしを支えてきました。

冬支度のすんきづくり

木曽地域では、この地だけでつくられる「すんき」という植物性乳酸菌発酵食品があります。この「すんき」は赤かぶの葉と茎の部分を漬けて作られます。11月〜12月頭はすんきづくりの最盛期。その裏で、赤かぶが畑に残されることは多くあります。

知ってほしい赤かぶの魅力

発酵食「すんき」として注目を集める葉っぱの影で、畑に取り残されることもある赤かぶ。
でも本当は、食卓を彩ってくれる貴重な食材で、生でも、焼いても、煮ても、揚げてもおいしいんです。

みなさんの食卓に赤かぶを

2021年、赤かぶを愛する木曽のメンバーで「チーム赤かぶ」を結成し、赤かぶ料理教室や量り売りを行いました。本サイトでは、現地に足を運ぶことのできない皆さんにも、木曽の伝統野菜 赤かぶを届けることができればと思っています。

この活動を通して、より多くのみなさんに赤かぶの魅力を知ってもらうとともに、畑に取り残される赤かぶが減ってくれたら嬉しいです。だっておいしいんだもの。